|
事業協同組合:瑞南カーゴ協同組合
所属団体:一般社団法人愛知県トラック協会 |
|
|
このページでは、私がよく聞き返される言葉を「業界用語集」ではありませんが(^^;)、ざっくばらんに書いてみたいと思います。あくまでも、私の知っている範囲ですので、よろしくお願いします。(^^) |
高速道路で右側の追い越し車線を走行しているのに、さらに右にウインカーを出しているトラックが居るけど、アレ、どういうこと?って尋ねられます。
それはですね、排気ブレーキをかけているのです。
おおむね2屯車以上の車輌に装備されていて、エンジンブレーキの利きを良くする装置です。高速走行時などはかなりの制動力を得られ、かつ、比較的安全に減速することが出来ます。
ただ、基本的にエンジンブレーキですから排気ブレーキをかけてもブレーキランプは点灯しません。
高速道路でブレーキランプも点かずにかなりの減速されたら危ないですよね?(^^;)そこで、排気ブレーキのレバー操作と同時にウインカーのレバーも操作し右にウインカーを出して減速中であることを後続車に知らせ、追突防止をしているのです。
車種(メーカーや年式、積載量)によって本当にまちまちなんですけど、写真の車では矢印のレバーが排気ブレーキのスイッチです。
ONにすると排気管(マフラー)に蓋をする形でエンジンに負荷をかけ強制的に回転数を下げさせることで、エンジンブレーキの利きを良くする仕組みです。最近の車輌では、排気ブレーキ作動中にブレーキランプが点灯するようになってきましたので、今後はウインカーを出すトラックは減ってくるかもしれません。
因みに、左側の走行車線で左側ウインカーを出すのは聞いたことがありません。走行車線の左側には路側帯があり、そこに停車するのと誤解されてかえって危険だからじゃないのかなと思います。
誤解と言えば、排気ブレーキの合図を「道を譲れ」という意味に解釈されている方がみえますが、道を譲って欲しいときの合図は昔ながらのパッシングです。
|
|
|
|